Jupyterでデータ解析を行い、キレイなグラフを描いたとしても、Jupyterを使えない人と共有することは難しいですよね。
Jupyterのノートブックをそのまま人にあげても、実行しなければ結果を見ることはできません。
GitHubにはGistというサービスがあります。Gistによって、Jupyterの実行結果を他の人に見せることができるようになります。
Gistはどんなサービスか

1つのファイルや1つのコードなどをバージョン管理するサービスです。
「GitHubと何が違うんだ?」と思うかもしれません。
GitHubはリポジトリ(フォルダ)ごとバージョン管理されています。その中にコードや画像がすべて収められています。
それに対してGistは1つのファイルを共有するためのものです。「ちょっとここだけ見せたい」というときに活躍します。
Gistを見てみよう
では試しに私のGistを見てみましょう。
https://gist.github.com/historoid/8bc36422b8b5b630b4175a9b1ae8c718 を見てみましょう。
Gistの確認のために作ったページを見ることができます。
Google ColabでGistを保存する
私たちの勉強会ではGoogle Colabを使っています。
まずはGoogle ColabからGistを保存してみましょう。

簡単ですね。「ファイル」→「コピーをGitHub Gistとして保存」をクリックするだけです。
これであなたのアカウントに実行結果も表示されたノートブックが保存されました。
あとはGistのリンクを相手に送れば、非エンジニアでもあなたのノートブックを簡単に見ることができます。
今回はGistについてごく簡単に紹介しました。
MarkdownやJupyterで書いたものをソースコードそのものではなく、表示された結果を共有したいときにGistはとても便利です。
もしプログラミングがわからない人にJupyterノートブックを見せたいときにはGistを活用してみましょう。